今回の春祭り、
いよいよ、「おおかみさま」が登場します。
おおかみさまって
どんなイメージかといいますと
イメージでを超えたイメージです。
色形もね、はっきりしません。
でも、私達には
自然を通じて感じることができる。
そんな存在。
とってもおおきくて
とってもあたたかくて
とっても遠くて
とっても近くて
時に厳しい試練も与えてくださるけど・・・
生きとし生けるものたちの
成長を見守ってださり
寄添ってくださり
困ったときは
まるで偶然の顔した
助けの手を
さしのべてくださる存在。
本当はね、
形には表さないつもりでいましたが
創作を重ね、様々な出会いとご縁が重なるなかで
今回のお祭りで、自然の中だったら
私たちの前に顕れてくださるのではないかと・・・
そんな私たちの無謀な挑戦が
華ちゃんの物語をより一層
深くあったかいものへ
飛躍させてくれるのではないか・・・
そんな淡い期待に
快く応じてくださったのが
能楽師の山中 迓晶さんです。
観阿弥・世阿弥の血を受け継がれ
650年の月日を経てもなお
伝承を尊びかつ能楽の新たな道を追求されている
迓晶さん。能舞台から自然の中へ飛び出され
天空の彼方から今この世界へ
飯能のお山に舞い降りて
平和と豊穣を祈り、謡ってくださります。
今回のために、 迓晶さんは
装束も創作アレンジしてくださいました。
一番新しくて江戸時代・・
とおっしゃっていました。
その装束を拝見できるだけでもとても楽しみです。
そこに、わとびらコラボならではの
挑戦も重なってまいります・・
おおかみさまのお面を
仲宗根浩さんが創作してくださいました。
今回も、仲宗根さんは
何度も試行錯誤を繰り返された結果、
植物と新聞紙を煮詰めて煮詰めて
自ら和紙を作られたそうで
「植物の香りが気持ちよくて楽しかった~♪」
というお話にも驚きましたが
完成したお面は
まさに、イメージ通りの
イメージを超えたイメージ。
かつ未完成です。
ここに、が 迓晶さんと装束が合わさり
自然の中へおおかみさまが舞い降りたとき
ミラクルが起きるのではないかと
密かに期待しております。
そして、今回は更にスペシャルゲスト
笙の石川高さんが、
音色を添えてくださります。
自然の中での笙の生演奏は、またとない機会となります。
2500年前に中国の雲南の地に興った笙。
やがて日本に渡り、儀式で脈々と演奏され続けたゆ界えの
深みや重みや浮遊感。
国内外で現代アート界でのコラボレーション経験も豊かな
石川さんゆえの笙の響き。
さらにそこに、わとびらの歌姫、
竹林加寿子さんの美しい歌声が加わります。
山の中での石川さんと加寿子さん
笙とお歌のコラボレーションだけでも
必見必聴なのですが・・
ホントに今回は、
ステキなコラボレーションだなと
しみじみ思います。
本当に感謝しかありません。
お山を舞台に
自然と人との一期一会なコラボレーション。
わとびら会ならではの大冒険が
今、始まろうとしています。
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