高遠石工のふるさとへ
- watobirakai
- 2022年7月30日
- 読了時間: 3分
♦伊那谷デイトリップ♦
バスタ新宿からの直行便で伊那バスターミナルへ。

始発に乗って朝10時に到着。
都内は朝から蒸してましたが伊那は空氣も、陽の光もクリア。
カラッと爽やか、汗かかない‥なつぞら綺麗で氣持ちよい〜☀
まずは伊那市内をフラリ。
ドトールとかスタバとかコンビニも見当たりません。
昔と今が途切れてなくてなんか、いいな〜あと☺
そしてバスを乗り継ぎ目的の石工たちのふるさと、高遠へ‥
高遠石工が手掛けた有名どころは
江戸城と、お台場の砲台。
神奈川で育った私は、高遠石工たちは家康の命で伊勢原、秦野あたりに住んでいた、
と下伊那出身の母から聞いてましたが、多摩にもいたのは初めて知りました。
あきる野市「伊奈」。多摩川沿いのエリア。
奥多摩を散策して通るたびになんでここって伊奈なのかしら?と思ってましたが☺
あきる野周辺のお寺にも高遠石工の手掛けた石仏がきっとあるはず。
探してみたいなと思います。
さて、高遠城下の街並みは風情がありました〜🌸
高遠ダムに面したさくらホテルでランチをほおばり
ホテルの日帰り温泉も楽しみました。湖畔の露天風呂♨
ぬるめのお湯、透明無臭てドロっとしてて最高でした✨

そして高遠石工の聖地、建福寺へ。
江戸時代、全国に名を轟かせた名石工、守屋貞治(もりやさだじ)の石仏40体が鎮座。



伊那谷には、道祖神だけでも900体も散らばっておりまして‥
なんでそんなに?と素朴な疑問。

高遠石工研究センターで入手したガイドブックによりますと
当時の江戸時代は飢饉や噴火、洪水、天然痘にも苦しんだ時代でもありました。
さらに諏訪湖から唯一流れ出す天竜川は大変な暴れ川。
江戸の270年間で90回以上、3年に1回は洪水。更に凶作は79回。
災いから里を守ってほしい❣
その思いや祈りの拠り所が石仏や道祖神だったのだそう。
安曇野にも500体もの道祖神が里を守っていますがいは一緒だったのだろうな。
夫婦道祖神にまつわるファンタジー童話「きらきら光る花となる」は、
9年前の夏、多摩の公園にて、少女を抱く夫婦岩の精霊の夢を見て
いきなり降って湧いた物語です。安曇野を旅し始めた時期でもありました。
9年前の私には、天災に見舞われた山里を守る精霊たちのお話を
書き上げた意味が分からなかったです。私、舞踏家ですし。
謎なままご縁に導かれるように舞台を作り始めたのですが
でも、安曇野で夫婦道祖神を繰り返し見るうちに、
私のたましいが揺れだして夢にまで現れてこの世にも形となり‥
そして昨日、伊那谷の旅に至ってみて、
自分のルーツに引き寄せられたんだと認識した旅ともなりました。
改めて、ここまでの出逢いとご縁に感謝します。
大変な今だからこそ、高遠石工たち、伊那の方々の
当時の大変な時代の思いや祈りに立ち戻る。
そこから新たに開かれるミラクルな道がある。
きらきら輝くなつぞらと共に、山の神々はそう伝えてくれていたように感じます。

創作は、祈りそのものです。
わとびら会「きらきら光る花となる」&「謡Special Live」in 伊那谷
クラウドファンディング
✨8/14まで✨
ご支援・応援お願い致します!!
あと‥
馬のステーキともつ煮‥
はじめてでしたがおいしかったよ〜!!

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